【身体構造力シリーズ】第1回:肩こり
2026/01/07
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この記事の著者情報
伊東鍼灸整骨院 代表
柔道整復師の伊東義晃です。1970年に宮城県仙台市に生まれ、代表の幼少期から整体院を開院していた父(先代)の影響で自らも柔道整復師の道を目指す。整体の施術人数12万人以上。2020年に自身が執筆した書籍「身体構造力〜日本人のからだと思考の関係論」(幻冬舎刊)を出版。
肩こりは「肩の異常」ではない
身体構造力からの肩こり改善
はじめに
肩こりは、日本人に最も多い身体の不調の一つです。
しかし伊東鍼灸整骨院では、肩こりを「肩の筋肉が硬くなった状態」 とは捉えていません。
肩は結果としてこる場所であり、原因は身体全体の構造バランスの崩れ にあります。
当院では肩こりを、身体構造力(身体が重力下で自分を支え、連動して動く力)の低下によって生じる負担集中現象として評価し、施術を行っています。
肩は本来、支える場所ではない
解剖学的に見て、肩は体重支持構造ではありません。
肩甲骨は肋骨の上を滑走する「浮遊構造」であり、本来は ぶら下がる存在 です。
ところが肩こりがある方の多くは、
・肩で頭や腕を支えている
・常に肩が緊張している
・無意識に肩をすくめている
という状態に陥っています。
これは肩の問題ではなく、本来、体幹や骨盤が担うべき支持機能を肩が代償している状態 です。
肩こりの本質①― 体幹支持力の低下 ―
肩こりのある方を構造的に見ると、共通点があります。
・骨盤が立っていない
・背骨が下から積み上がっていない
・胴体が重力に対して崩れている
この状態では、頭(約5〜6kg)と腕の重さを 肩と首で受け止め続ける ことになります。
つまり肩こりとは、「支えきれなくなった結果として起きる疲労の集積」なのです。
肩こりの本質②― 肩甲骨と呼吸の断絶 ―
肩甲骨は、呼吸と連動して動く構造です。
しかし肩こりが慢性化している方は、
・呼吸が浅い
・胸郭が動かない
・肩甲骨が背中に貼り付いている
という状態になっています。
肩甲骨が動かないと、腕を動かすたびに首・肩の筋肉が過剰に働きます。
これが 「休めない肩」を作り、慢性化につながります。
肩こり改善アプローチ― 身体構造力を回復させる3段階 ―
【第1段階】荷重の通り道を整える
当院では、まず
・骨盤
・背骨
・体幹の支持
を評価し、肩に集中している荷重を 分散できる構造 に戻します。
肩を直接揉まなくても、この段階で「肩が軽くなる」方は少なくありません。
【第2段階】肩甲帯・背骨・呼吸の再連動
肩甲骨が再び「浮いて動く」状態を作ります。
・胸郭の可動性
・肩甲骨の滑走
・背骨とのリズム
これらが回復すると、肩は自然と緊張を手放します。
【第3段階】構造を維持できる身体へ
良い構造は「意識」では保てません。
無意識下で支えられる身体構造力が必要です。
必要に応じて
・体幹深層筋へのアプローチ
・EMS
・動作指導
を組み合わせ、再発しにくい状態 を作ります。
「改善した肩こり」とは何か
当院が考える改善とは、
・肩が軽くなった
ではなく、
・肩の存在を意識しなくなった
・夕方でも首肩が残らない
・無意識で姿勢が保てる
この状態です。
― 肩こりは身体からの構造的サイン ―
肩こりは、身体構造が無理をしていることを知らせるサイン です。
伊東鍼灸整骨院では、症状を追うのではなく、構造を整え、身体が自然に楽になる状態 を目指します。
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伊東鍼灸整骨院
宮城県仙台市若林区清水小路5-6 エステート五橋1103
電話番号 : 022-266-5234
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