【身体構造力シリーズ】第3回:膝痛
2026/01/13
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この記事の著者情報
伊東鍼灸整骨院 代表
柔道整復師の伊東義晃です。1970年に宮城県仙台市に生まれ、代表の幼少期から整体院を開院していた父(先代)の影響で自らも柔道整復師の道を目指す。整体の施術人数12万人以上。2020年に自身が執筆した書籍「身体構造力〜日本人のからだと思考の関係論」(幻冬舎刊)を出版。
膝の痛みは「膝の問題」ではない
身体構造力からの膝痛改善
はじめに
膝の痛みを訴える方の多くが、こう言われた経験を持っています。
「年齢のせいですね」
「軟骨がすり減っています」
「膝を使いすぎです」
しかし伊東鍼灸整骨院では、膝の痛みを“膝そのものの故障”とは考えていません。
膝は、支える構造でも、積極的に動かす構造でもない、非常に特殊な関節です。
膝痛とは、身体構造力が破綻した結果、膝に無理な役割が押し付けられた状態として起こります。
膝は「耐えるための関節」ではない
膝関節の本質的な役割は、力を受け流すこと です。
動かす主役 → 股関節
地面反力を受ける → 足部
それを中継する → 膝
本来、膝は「曲げ伸ばしを繰り返して頑張る関節」ではありません。
ところが身体構造力が低下すると、
・股関節が動かない
・足首や足部が不安定
・体幹が支えられない
結果として、膝がすべてを引き受ける 状態になります。
膝痛の本質①
股関節が仕事をしていない
膝の痛みがある方を評価すると、ほぼ例外なく 股関節の機能低下 が見られます。
・歩行時に股関節が伸びない
・立ち上がりで股関節を使えない
・しゃがむと膝が前に突き出る
この状態では、本来股関節が処理すべき負荷を膝が代償 します。
とりわけ重心が外側にずれすぎている場合、本来、股関節窩にから外側に抜けてしまう力が股関節にかかり、外旋位に固定されてしまい、その捩れを膝下で補おうとしますので、ますます膝が固くなります。
変形性膝関節症も、突然起きるものではなく、長年の代償動作の蓄積 です。
膝痛の本質②
足部が地面を捉えていない
― 足部が地面を捉えていない ―
足は、身体と地面をつなぐ唯一の接点です。
・足部のアーチが崩れている
・重心が外側に流れている
・地面反力を正しく受けられない
この状態では、地面からの衝撃がそのまま膝に突き上げられます。
膝痛とは、「地面処理に失敗した結果」とも言えます。
伊東鍼灸整骨院の膝痛施術
身体構造力を回復させる3段階
【第1段階】膝を「守る構造」を作る
当院では、膝を直接いじる前に、
・股関節
・足部
・体幹支持
を優先的に評価・調整します。
膝にかかる力の流れを変えることで、膝そのものを休ませる環境 を作ります。
【第2段階】下肢の連動性を回復
膝は単独で存在しません。
股関節 → 膝 → 足首
体幹 → 骨盤 → 下肢
これらの 連動が回復 すると、膝は自然に負担を手放します。
【第3段階】再発しない身体構造へ
一時的に痛みが引いても、歩き方・立ち方が変わらなければ再発します。
当院では
・歩行
・立ち上がり
・階段動作
まで含めて指導し、膝に頼らない身体構造力 を作ります。
「改善した膝痛」とは
当院が考える改善とは、
・痛みが消えた
ではなく、
・歩くことに不安がない
・階段で膝を意識しない
・動作が滑らかにつながる
この状態です。
― 膝は構造破綻の「被害者」 ―
膝は、最も文句を言わず、最も犠牲になりやすい関節 です。
伊東鍼灸整骨院では、膝を責めるのではなく、膝を守れなかった身体構造そのもの を見直します。
次回予告
第4回:股関節の痛み ― 身体構造の要が壊れると何が起きるか
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伊東鍼灸整骨院
宮城県仙台市若林区清水小路5-6 エステート五橋1103
電話番号 : 022-266-5234
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