【身体構造力シリーズ】 第8回:めまいについて
2026/02/07
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この記事の著者情報
伊東鍼灸整骨院 代表
柔道整復師の伊東義晃です。1970年に宮城県仙台市に生まれ、代表の幼少期から整体院を開院していた父(先代)の影響で自らも柔道整復師の道を目指す。整体の施術人数12万人以上。2020年に自身が執筆した書籍「身体構造力〜日本人のからだと思考の関係論」(幻冬舎刊)を出版。
めまいについて
〈身体構造力〉からの「めまい」―
「めまいがする」
この症状は、
大人でも強い不安を伴いますが、お子さんの場合は生活そのものを変えてしまうほどの影響
を及ぼすことがあります。
当院では、小学校3年生のお子さんが〝めまい〟に悩まされているというご相談がありました。
ご相談いただいたお子さんのケース
このお子さんは、
風邪をひきやすい
発熱を繰り返す
発熱時に立っていられないほどのめまいが出る
という状態でした。以前は、熱が下がれば通学させていたそうですが、最近では めまいの方が強く、1週間ほど休ませなければならない
状態に変わっていました。
それまでは活発で、体を動かすことが大好きだったお子さんが、「まためまいが起きたらどうしよう」という恐怖から動くこと自体を控えるようになっていたのです。
耳鼻科では異常なし。でも改善しない
―薬剤のみでは救われない―
近隣の耳鼻科に通院し、検査を受けたものの、
明確な異常は見当たらず、ただ薬を処方されるのみという対応。
薬を飲んでも大きな変化はなく、ご家族としても「このままでいいのだろうか」という不安が募り、当院へご相談いただくことになりました。
問診で分かった決定的なポイント
― 構造の問題が大きい!置き去りにされる不良姿勢―
問診と姿勢の確認を行った段階で、すぐに分かったことがあります。姿勢が極端に悪い。強い猫背、頭が前に突き出た姿勢、体幹で体を支えられていない立ち方。
他の問診内容を総合しても、このめまいは前庭や内耳だけの問題ではないと判断できました。
めまい=内耳の問題、という思い込み
― 身体構造力を再構築する必要性―
一般的にめまいは、内耳前庭三半規管といった感覚器の異常によって起こると説明されます。
確かに、これらは平衡感覚に深く関わっています。そのため薬による治療は、感覚が過敏になりすぎた状態を一時的に鈍らせることを目的としています。しかしこれは、あくまで 緊急避難的な対応 にすぎません。
めまいの本質①
― 姿勢制御は神経だけでは間に合わない ―
めまいについて語られる際、人間の姿勢制御が
「神経だけ」で行われているかのような説明がされがちです。しかし、神経筋の伝達速度を考えれば、脳がすべてを処理してから筋肉に指令を出すのを待っていては、姿勢制御は間に合いません。姿勢制御には、身体そのものが持つ構造的な安定 が不可欠なのです。
めまいの本質②
― 平衡感覚は重力を基準にしている ―
地球上の生命体に共通する平衡感覚の原理は、
とてもシンプルです。魚も、鳥も、植物でさえも、重力を基準に自分の状態を把握しています。水の入った容器があり、下には絨毯のような繊毛がびっしりと敷き詰められています。これはセンサーです。その上に置かれた石は身体が傾くと転がります。その動きで身体の平衡を測っています。
しかし、感覚情報だけでは、平衡は保てません。感覚情報からの筋肉制御だけでは、正しい姿勢制御は成立しません。
伊東鍼灸整骨院が考える「めまい」の改善
構造から考える
当院では、めまいを「耳の問題」としてだけ扱いません。重視するのは、頭がどこで支えられているか、体幹で身体を支えられているか
重力をどう受け止めているかといった 身体構造全体 です。このお子さんの場合も、
構造を整え、「立っていても安心できる身体」を取り戻すことで、めまいへの恐怖そのものが軽減していきました。
めまいは、感覚器だけの問題ではありません。
構造と神経のバランスが崩れた結果として起こる現象であることが多くあります。
伊東鍼灸整骨院では、症状だけを見るのではなく、「なぜその症状が起きる身体になったのか」を重視し、再発しにくい改善を目指しています。
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伊東鍼灸整骨院
宮城県仙台市若林区清水小路5-6 エステート五橋1103
電話番号 : 022-266-5234
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