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【仙台整体コラム】腰痛について 第二回

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【仙台整体コラム】腰痛について 第二回

【仙台整体コラム】腰痛について 第二回

2026/04/15

この記事の著者情報

伊東鍼灸整骨院 代表

柔道整復師の伊東義晃です。1970年に宮城県仙台市に生まれ、代表の幼少期から整体院を開院していた父(先代)の影響で自らも柔道整復師の道を目指す。整体の施術人数12万人以上。2020年に自身が執筆した書籍「身体構造力〜日本人のからだと思考の関係論」(幻冬舎刊)を出版。

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整体で腰痛を根本改善するメカニズム

骨盤・脊椎の歪みと筋膜の連鎖を断ち切る考え方

 

「整体でなぜ腰痛が良くなるのか」と聞かれることがあります。たしかに、外から手で触れて身体を整えるだけで痛みが軽くなると聞くと、不思議に感じる人もいるかもしれません。しかし実際には、整体は単なる“気持ちよくほぐす施術”ではありません。身体の構造や動き方を見て、痛みが起きる仕組みそのものを変えていこうとするアプローチです。そのため、表面的に一時的な楽さをつくるだけでなく、腰に負担がかかりにくい身体へ近づけていくことが目的になります。

 

腰痛の多くは、病院の画像検査だけでははっきり説明できないタイプです。骨折や感染、腫瘍などの明らかな異常がある場合は別ですが、実際には「椎間板が少しつぶれている」「年齢相応の変化はある」といった説明しか受けていないのに、本人は毎日かなりつらいということが少なくありません。これは、痛みの原因が単なる“形の異常”だけではなく、身体の使い方の偏りや筋肉・筋膜の緊張、関節の動きの悪さ、血流や自律神経の問題まで含めて成り立っているからです。整体は、そうした複数の要素が絡んだ腰痛に対して、身体を全体として見ながら働きかけていきます。

 

まず重要なのは、骨盤の位置です。骨盤は身体の中心にあり、上半身と下半身をつなぐ土台のような役割をしています。この骨盤が前に傾きすぎたり、後ろへ倒れすぎたり、左右どちらかに片寄ったりすると、その上に乗っている背骨も影響を受けます。背骨は本来ゆるやかなカーブを描きながら衝撃を分散していますが、骨盤が崩れるとそのカーブも不自然になります。すると、腰椎の一部にだけ圧力が集中したり、片側の筋肉ばかりが引っ張られたりして、痛みやだるさが出てきます。整体で骨盤の傾きや左右差を整えると、それだけで腰への負担が減り、「立ったときの感じが違う」「片側だけ重かった感じが減った」と感じることがあります。

 

次に大切なのが、背骨と周囲の関節の動きです。人間の身体は、どこか一か所だけで動いているわけではありません。前かがみになる動作ひとつとっても、股関節、骨盤、腰椎、胸椎、肩甲骨まで連動しています。ところが、たとえば胸のあたりの背骨が固くなっていると、その分だけ腰が過剰に動かされることになります。股関節が動かなければ、やはり腰が代償してしまいます。つまり腰痛とは、腰が“頑張らされすぎている状態”とも言えます。整体では、腰だけに注目するのではなく、股関節や背中、首まで含めて動きの連鎖を見直し、腰にかかる無駄な仕事を減らしていきます。

 

さらに見逃せないのが筋膜の存在です。筋膜は筋肉を包み、全身をネットのようにつないでいる組織です。この筋膜が硬くなったり癒着したりすると、動きが悪くなり、身体の一部に余計な緊張が生じます。たとえば、お尻の深い筋肉が硬いと骨盤の動きが悪くなり、結果として腰が引っ張られます。太ももの裏が突っ張っていれば、前屈のときに腰が無理をします。背中が板のように硬くなっていれば、振り向く、持ち上げるといった動作のたびに腰だけがねじれを受けます。整体ではこうした筋膜の連鎖を見ながら、局所だけでなく全身のバランスを整えていきます。これが単なる揉みほぐしとの違いです。

 

血流の改善も、腰痛改善には欠かせません。筋肉は血流が悪くなると硬くなり、疲労物質も溜まりやすくなります。冷え、ストレス、睡眠不足、長時間の同一姿勢などが重なると、筋肉はどんどん回復しにくくなり、慢性的な重さや鈍痛が出てきます。整体によって筋肉や関節の動きが改善すると、局所の循環も良くなり、結果的に身体が自分で回復しやすい環境が整います。ここで大事なのは、施術者が「治す」のではなく、身体が本来持っている回復力が働きやすい状態へ導いていく、という考え方です。

 

また、腰痛は自律神経の状態とも深く関係しています。ストレスが強く、交感神経が優位な状態が続くと、呼吸は浅くなり、筋肉は無意識にこわばります。眠りが浅く、朝から身体が休まっていない人は、腰の回復も遅れやすくなります。整体で身体の緊張がゆるみ、呼吸が深くなると、「痛みが減った」だけでなく「身体全体が軽い」「よく眠れた」「気持ちが落ち着いた」と感じる人がいます。これは、身体の構造だけでなく神経系の緊張も和らいだからです。腰痛を機械の故障のように部分だけで捉えるのではなく、全身状態の表れとして見ると、整体の意味はより理解しやすくなります。

 

もちろん、整体が万能だというわけではありません。骨折、重篤な神経症状、感染、腫瘍などが疑われる場合には、まず医療機関での精査が必要です。しかし、それ以外の多くの慢性腰痛や、検査上大きな問題が見つからないのに日常生活で困っているケースでは、身体の構造と機能の両面から見直すことが大きな意味を持ちます。痛みは結果であり、その背景には「動きの偏り」「支え方の崩れ」「回復できない身体の状態」があります。整体はそこに働きかける方法です。

 

施術の流れとしては、まずどんな姿勢や動作で痛みが出るのかを確認し、立ち方、座り方、骨盤の状態、股関節や背骨の可動性などを丁寧にみていきます。そのうえで、必要な部位に無理のない刺激を入れ、関節の動きや筋肉の緊張を整えていきます。施術後は日常生活で気をつけるべきこと、再発しやすい動き、簡単なセルフケアなども重要になります。なぜなら、せっかく整った身体も、元の使い方に戻れば再び同じ負担がかかるからです。

 

整体の本質は、痛みの出ている場所を単に処理することではありません。身体全体のつながりを見ながら、なぜその場所に痛みが出ているのかを読み解き、腰に負担が集中しない状態へ再調整していくことにあります。だからこそ、「マッサージではその場だけ楽になるがすぐ戻る」という人ほど、身体の土台から見直すことが必要です。腰痛を根本から考えるとは、痛みの有無だけでなく、身体の構造と使い方そのものを見直すことなのです。

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伊東鍼灸整骨院
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