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【仙台整体コラム】腰痛について 第三回

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【仙台整体コラム】腰痛について 第三回

【仙台整体コラム】腰痛について 第三回

2026/04/17

この記事の著者情報

伊東鍼灸整骨院 代表

柔道整復師の伊東義晃です。1970年に宮城県仙台市に生まれ、代表の幼少期から整体院を開院していた父(先代)の影響で自らも柔道整復師の道を目指す。整体の施術人数12万人以上。2020年に自身が執筆した書籍「身体構造力〜日本人のからだと思考の関係論」(幻冬舎刊)を出版。

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ぎっくり腰・坐骨神経痛・ヘルニアを整体で早期改善する考え方

急性痛から慢性痛まで、腰のトラブルをどう見るか

 

腰痛とひと口に言っても、その中身はさまざまです。朝起きた瞬間に動けなくなるようなぎっくり腰もあれば、お尻から脚にかけてジンジンとしびれる坐骨神経痛、前かがみや座る姿勢で悪化しやすい椎間板ヘルニア、少し歩くと脚がしびれて休みたくなる脊柱管狭窄症のようなタイプもあります。それぞれ診断名は異なりますが、身体の見方として共通しているのは、「腰椎や骨盤まわりのバランスが崩れ、筋肉や神経に無理がかかっている」という点です。つまり、症状の名前は違っていても、その背景には日常動作や身体の使い方の偏りが潜んでいることが多いのです。

 

まず、ぎっくり腰について考えてみましょう。ぎっくり腰は突然起こるため、「たまたま重い物を持ったから」「くしゃみをしたから」「朝ちょっとかがんだだけでやってしまった」と思われがちです。たしかに引き金になる動作はありますが、実際にはその一瞬だけで起きるわけではありません。そこに至るまでに、筋肉の疲労、関節の動きの悪さ、骨盤の傾き、股関節の硬さ、睡眠不足や冷えなどが積み重なり、限界に達したところで最後の一押しとして発症することが多いのです。つまり、ぎっくり腰は偶然の事故というより、「蓄積していた負担が表面化した状態」と言ったほうが実情に近いでしょう。

 

急性のぎっくり腰では、まず炎症が強い時期に無理をしないことが大切です。しかし、ただ安静にしているだけでは、関節のズレや過剰な筋緊張が残り、痛みが長引くことがあります。そこで重要になるのが、炎症を悪化させない範囲で身体のバランスを整えることです。緊張した筋肉をゆるめ、骨盤や腰椎に偏ってかかっている負担を減らし、動きの悪くなった関節を少しずつ正常に近づけていくと、「痛くて立てなかったのに少し動けるようになった」「寝返りがしやすくなった」といった変化が出やすくなります。急性痛ほど、痛みの原因となる負担のかかり方を早めに修正する意味が大きいのです。

 

次に坐骨神経痛です。坐骨神経痛は病名というより、腰からお尻、太ももの裏、ふくらはぎ、足先にかけて現れるしびれや痛みの総称です。その原因としては椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症がよく挙げられますが、実際にはお尻の筋肉の緊張や骨盤の歪みによって神経が刺激されているケースも少なくありません。たとえば、お尻の深いところにある筋肉が強くこわばると、その近くを走る神経に負担がかかり、脚まで不快感が広がることがあります。また、骨盤の左右差が強いと、片側の神経だけに余計なストレスがかかることもあります。整体では、こうした局所の緊張と全体のバランスを同時にみながら、神経への負担を減らしていきます。

 

椎間板ヘルニアについても、痛みやしびれの背景を単純化しすぎないことが大切です。ヘルニアという言葉を聞くと、「飛び出した椎間板がすべての原因」「手術しかないのでは」と不安になる人も多いでしょう。しかし実際には、画像上ヘルニアがあっても症状が軽い人もいれば、逆に強い痛みがあるのに画像上の異常はそれほど大きくない人もいます。これは、症状の出方が画像の形だけで決まるわけではなく、周囲の筋肉の緊張、姿勢、神経の過敏さ、身体全体の使い方などにも左右されるからです。整体では、ヘルニアそのものだけを見るのではなく、「なぜその部分に負担が集まる身体になっているのか」を考えます。骨盤が崩れて腰椎の一部にストレスが集中していないか、股関節が使えず腰だけが働きすぎていないか、背中や胸郭が固まって呼吸が浅くなっていないか。そうした背景を整えていくことが重要です。

 

脊柱管狭窄症も同じです。一般には、加齢によって脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで起こると説明されます。もちろん、構造的な変化がある場合はありますが、それだけで症状の強さが決まるわけではありません。実際には、姿勢不良によって腰が過剰に反っている、筋肉がこわばって神経の通り道に負担がかかっている、歩き方のクセで一部の筋肉ばかり緊張しているといったことが症状を強めているケースがあります。整体では、腰だけでなく骨盤・股関節・背中・下肢まで含めて調整し、歩行時に神経へかかるストレスを減らすことを目指します。すると、すぐにすべてが消えるわけではなくても、「前より長く歩ける」「休憩するまでの時間が延びた」「脚の重だるさが減った」といった変化が出てくることがあります。

 

こうした症状に対して整体が持つ強みは、診断名だけで一律に見るのではなく、その人ごとの身体の崩れ方に合わせて対応できる点です。同じぎっくり腰でも、反り腰が強い人と猫背が強い人では調整すべきポイントが違います。同じ坐骨神経痛でも、お尻の筋肉の問題が大きい人と、腰椎の可動性低下が大きい人ではアプローチが変わります。痛みの出ている場所だけでなく、どの動きで悪化するか、どの姿勢で少し楽になるか、どの筋肉が使われすぎているかを見ながら組み立てていくため、より実際的な改善につながりやすいのです。

 

ただし、注意しなければならないこともあります。発熱を伴う腰痛、排尿や排便の異常、急激な筋力低下、じっとしていても耐え難い夜間痛などがある場合は、整体より先に医療機関での評価が必要です。これは見逃してはいけないサインです。そのうえで、緊急性の高い病態ではないと確認された後に、身体の使い方や構造面からの見直しを行うことには大きな意味があります。

 

急性痛であれば週に複数回のケアが必要なこともありますし、慢性化している場合には一定期間継続して身体のクセを修正していく必要があります。また、施術と並行して、自宅での過ごし方も大切です。痛みが強いときは無理に動かしすぎず、少し落ち着いてきたら短時間の歩行や、股関節やお尻の軽いストレッチを取り入れる。ベルトを使うなら、頼りきりにならず必要な場面に絞る。長時間座り続けず、姿勢をこまめに変える。こうした日常の工夫が、施術の効果を支えてくれます。

 

ぎっくり腰、坐骨神経痛、ヘルニア、脊柱管狭窄症。名前は違っても、多くの場合、身体は「このままの使い方では無理がある」とサインを出しています。整体はそのサインを痛みだけで終わらせず、身体全体のバランスを見直すきっかけにする方法です。単に症状名に振り回されるのではなく、自分の身体がどう崩れ、どこに負担が集まっているのかを知ること。そこから改善は始まります。

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伊東鍼灸整骨院
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